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第11回 沖縄、夏野菜のテッパン “シカクマメ”



シカクマメは四角豆と書きます。あまり、馴染みがない植物かもしれませんね。未熟な鞘を切ると断面が四角に見えるのでこの名前があります。マメ科、多年草なのに、冬冷え込む地域では地下部が腐るので、一年草として栽培される蔓性植物です。

沖縄では「うりずん豆」、「シカクマーミ」と呼ばれており、英語では「winged bean(翼のあるマメ)」と言います。

「うりずん」は、沖縄の初夏を指す言葉で「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされています。「winged bean」は、四方のヒダが羽のように見えるからでしょうか。


熱帯原産(パプアニューギニアや東アフリカ産の説あり)で、沖縄で1960年代に栽培が始まり、熊本でも栽培されるようになりました。

蔓が3〜5m位に伸びるので、ニガウリのように日差しを遮る「グリーンカーテン」としても楽しめます。


シカクマメのグリーンカーテン



<食用に>


畑で栽培し、9月には未熟鞘を毎日食べています。アッサリして美味しいです。

蔓以外は、花、葉、種子、未熟鞘、塊茎全てが食用です。

8〜9月に収穫できる若い鞘を、かるく茹でて和え物、炒め物などにして食べます。少し苦みがありますが、サクサクとした歯ごたえがあり美味しいです。

未熟な鞘は、ニガウリよりも苦みが少なく、食べやすいです。

「苦み」は、唾液、胃酸を出し消化を助けます。夏バテで、胃が弱った季節に食べるといいですね。


苦みの他に、消化を助ける味として「辛み」もありますね。ただ、人気の辛みは摂り過ぎると胃を痛めますのでホドホドに。

「辛み」は、身体を温め発汗します。冬には身体の芯を温めるのもよし、夏には汗をかき、汗の気化熱で身体を冷やすのもよし、巧く利用して下さい。

主な野菜として “トウガラシ” を使うブータンで、昔、トウガラシを食べ過ぎて、口(舌)でヒリヒリと辛みを感じ、胃でシクシク痛みを感じ、翌日は肛門がピリピリして、下痢気味に。3度もトウガラシのきつい刺激を受けました。たくさんのスパイスを含むカレーは薬膳料理ですが、トウガラシが多いと刺激が強いのでご注意を!!


順に、

シカクマメの花

シカクマメの鞘(サヤ)

シカクマメ炒めです。シカクマメの断面がわかりますか。カエルのようですね !? (笑)



<薬用に>


イモ(塊根)は薬用に用いられ、「四稜豆(しりょうとう)」といい、消炎、鎮痛を目的に、咽の痛み、歯痛、頻尿、排尿痛などに利用されているようです。



<コロナ禍、どのようにして予防する?> 


新型コロナウイルスの変異株は、従来株よりも感染しやすい可能性があります。

デルタ(δ)株、ラムダ(λ)株等の感染力は従来の数倍で、子供や若い人も含め、爆発的な感染状況です(8月現在)。また、2回のワクチン接種が終わった人でも「ブレークスルー感染」の可能性もでてきました。いまや、安全安心は自分で守るモノ、自助です。感染症の防御は、先手、先手の予防が必須。

首相は 8月末に「明かりが見え始めた」と言っておりましたが、ご自分のことだったようで、新型コロナの収束はまだまだですね。

いまだ予防薬・治療薬が無い新型コロナ感染症。徹底して自己防衛してください。マスク着用は勿論、三密を避け、安易に動き回らないようにしてください。

例えば、インフルエンザや風邪の予防は、如何されていましたか?

私は、咽の違和感には直ぐ「プロポリススプレー」を、感染症かなと感じたら、直ぐ「漢方薬の麻黄湯」や「板藍根エキス」を一服、予防しています。

インフルエンザや風邪の予防のように、コロナ予防も、面倒くさがらず、小まめに予防してください。

誰が罹ってもおかしくない現状です。まずは、罹らないように、酷くならないように、他人にうつさないようにしませんか。 

皆様のご健康をお祈りいたします。








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