レモンエゴマ(檸檬荏胡麻)は、エゴマの仲間、シソ科の一年草です。葉をちぎったり、揉むとレモンの様な香りがし、その姿が同じシソ科の「エゴマ」に似ていることからその名が付けられました。
エゴマもレモンエゴマも独特の香りがあり、食用にはあまり利用されませんが、巧く使うと、パンチがあり美味しいのではと思います。例えば、エゴマの葉は、韓国焼き肉によく利用されています。レモンエゴマの葉も美味しいのでは!?
レモンエゴマは、エゴマの他にも「シソ」にもよく似ており外見で見分けるのは難しいです。 でも、それぞれに特有の匂いがあるので、葉を揉めば香りで簡単に見分けられますよ。
レモンエゴマの花とレモンエゴマの花の先端
今回取り上げるレモンエゴマの野生種を、大正2年に高尾山(東京都の標高559mの山)で発見し、命名したのは、2023年4月から放送されるNHKの朝ドラ「らんまん」のモデル、日本の植物学の父「牧野富太郎先生」です。ドラマの放送、この4月からと思っていたのですが、来年の4月からでした。まだ先ですね。いまから楽しみです。
<レモンエゴマの香り>
レモンエゴマは、レモンの香りの精油成分「シトラール」と、強い臭気の「エゴマケトン」を含み、この強い臭気で、猪や鹿からの食害を受けることを免れています。
レモンエゴマを栽培することで、野生動物と人の生活圏に境界ができ、作物への獣害が軽減されるといわれています。エゴマも猪、鹿に対し同じ効果があるようです。
「エゴマケトン」の構造式
エゴマから最初に発見された化合物です。モノテルペンの精油の仲間で、構造式の中に「ケトン( C=O )」があり、香りは良くありません。
レモンエゴマ(左手前)がサトウキビ(奥)を獣害から守ってくれています。
<種子の脂肪酸組成>
レモンエゴマは、エゴマと同程度の α-リノレン酸、オレイン酸、リノール酸を含有していることが分かっています。
◆ レモンエゴマ油
α-リノレン64%、オレイン酸13%、リノール酸13% (数字は誤差範囲)
◆ エゴマ油
α-リノレン62%、オレイン酸13%、リノール酸15% (数字は誤差範囲)
<含有成分の機能性>
◆ αリノレン酸
αリノレン酸は、レモンエゴマ油、エゴ油、亜麻仁油、シソ油など、植物油に多く含まれます。 オメガ3(ω-3)脂肪酸に属し、「必須脂肪酸」と呼ばれ、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、悪玉(LDL)コレステロールを減らすなどの効果があります。
ただし、熱や光に弱く、空気(酸素)で酸化され、過酸化脂質になるので、酸素に触れないよう低温で保存するなど注意が必要です。
◆ オレイン酸
オレイン酸は、高コレステロール、高エネルギーの食事が原因で過剰に増える、悪玉(LDL)コレステロールを抑制する効果があります。
◆ リノール酸
リノール酸は、大豆油、コーン油など、植物油に多く含まれている「不飽和脂肪酸」です。
オメガ6(ω-6)系脂肪酸に属します。動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、悪玉(LDL)コレステロールを減らす効果が報告されています。不足すると皮膚障害が生じます。
◆ シトラール
シトラールには、抗菌、鎮痛、鎮静作用があり、免疫力の低下で引き起こされるヘルペス等のウイルスを原因とする病気や風邪を予防する効果があるとされています。
また、この香りをかぐことで、気分を落ち着かせる作用もあり、さらに、皮膚を刺激し血行をよくするともいわれています。
以上のように、レモンエゴマの「葉や種子」は、エゴマと同じように、人体の中で作り出すことができない必須脂肪酸の「オメガ3脂肪酸(EPAやDHA)」や「オメガ6脂肪酸」が豊富です。どちらも食品から摂らないとなりません。健康のためには、オメガ3とオメガ6を良いバランスに保つことが重要です。上手に利用してください。ただ摂り過ぎると、思わぬ副作用が起こります。ご注意くださいね。
さて、ここからは、「新型コロナの “オミクロン株” 感染予防についての提案」と「花粉症対策」についてのお話しです。
新型コロナの オミクロン株 感染予防についての提案
▶ オミクロン株の感染で、肺炎になることは少なく、咽が痛く、上気道で炎症が起こる確率が高いようです。
▶ 咽から上気道でウイルスが増え、炎症を起こすということは、咳をするとウイルスがたくさん出て感染しやすくなると考えられます。
▶ この予防には、ウガイでしょう!!
抗ウイルス活性がある、渋茶(お茶のタンニン)は、細胞の表面のタンパク質を変性し、ウイルスや細菌を弱らせます。
渋茶で「ウガイ」をし、予防して下さい。渋茶がない時は、水ウガイだけでもOKです。
▶ 私は、「プロポリススプレー&麻黄湯」で予防しています。
▶ 口と舌の「あいうべ~~」体操をしましょう。
「あいうべ~~」体操で、唾液を出し、抗ウイルス対策をしてください。
花粉症・新型コロナ対策について
花粉・ウイルスをノックアウト!!
▶ 0.9 % 食塩水で鼻ウガイ
鼻の免疫力UPで、花粉・ウイルスをシャットアウトしてください。
▶ 0.9 % 食塩水を作る
水の替わりにお茶を用いると、ダブル効果で効果抜群!
花粉・ウイルスをノックアウトしてください。
免疫力UP & 維持で、コロナ、花粉症対策を!!
安上がりな予防法を紹介します。
▶ 気、自律神経を普通に保ち、少しでも楽しい生活をお過ごしください。
気 = エネルギー、やる気、元気、動く気 等々
自律神経の乱れが花粉症を重症化させます。自律神経を整え症状を軽減しましょう。
▶ テレワークや自宅待機で運動不足になりがちです。通勤時や室内での運動を心がけてください。
▶ 夜更かしを避け規則正しい生活をしましょう。
食べ過ぎに注意!緑黄色野菜をたっぷり含む食事を、良く噛んで食べ、乾燥する季節なので水分をしっかり補給するなども、花粉症軽減につながります。
▶ 夜は寝る前に40℃前後のぬるま湯に15分ほど浸かり、体を温めてください。
自律神経をリラックスモードにし、身体が冷えないうちに布団へ。副交感神経が優位になり安眠が期待できます。
以上、お試しのうえ、少しでも楽しく快適な、ストレスの少ない、花粉の季節をお過ごしください。
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