今回の薬草は、バジルの仲間、ネパール・インドでは「不老不死の霊薬」として崇められている「ホーリーバジル」です。
ホーリーバジルはシソ科メボウキ属の植物で、健康に役立ち、様々な用途があるので人気のハーブです。
ホーリーバジルは英名で、和名は、カミメボウキ:神目箒、ヒンディー語ではトゥルシー。トゥルシーは、“比類なきもの”を意味し、古くから聖なる植物として人々に崇拝されてきた植物です。
ネパール第二の都市「ポカラ」の村を訪れたとき、家々の庭にトゥルシー(ホーリーバジル)の花が咲いていたのを思い出します。「トゥルシーの葉を毎日食べれば医者いらず」といわれるように、生活に密着した植物です。
■ ホーリーバジルの効果
シソ科植物は、ポリフェノール類のコーヒー酸が重合した化合物を多く含み、抗酸化力が大変強く、皮膚のダメージ、体内機能低下、生活習慣病などのリスクの軽減に役立ちます。味:辛甘 / 性質:温、薬用としては、解熱、消炎、健胃など、体の不調を改善し、冷え、夏風邪の痰を除く作用等があります。
■ホーリーバジルの用途
ホーリーバジルを手軽に用いるならハーブティー「トゥルシー茶」がおすすめです。
穏やかでクセが少ないので飲みやすく、ミントのような清涼感が得られます。
また、ホーリーバジルの少し強めの香りが脳を刺激しストレスの軽減に。発汗作用もあり冷え性や風邪の予防に役立ちます。
特に、「冷え」は、免疫力の低下、多くの病気の元になります。「冷え症」を治す西洋薬はありません。食事やハーブ類、漢方薬で改善して下さい。
さらに、ホーリーバジルは、バジルのように料理にも使われます。ホーリーバジルのスパイシーな香りと風味は、特に、炒め物に向いていますよ。
<借りている圃場のこと>
余談ですが、一昨年の12月から、無農薬・有機農法の圃場(ほじょう)を新しくお借りしています。歩道には芝が植えてあり、その芝が圃場に侵入しています。また「ハマスゲ、ヤブガラシ、スギナ、ヨモギ、チガヤ(全て薬用)」の根が土の中に縦横無尽。まずは除草から始めました。 20〜30cmくらい土を掘り起こし、除草することで、これらの植性を少し理解できました。
1圃場(11m×17m)の除草に約2ヶ月かかりました。土の養分が異なるので、栽培はなかなか大変でしたが、全てをそれぞれの場所に一応植えました。
「今回掲載のホーリーバジルの他に、レモンエゴマ、カボチャ(カスガボウブラ)、トマト、スイカ、シカクマメ、アピオス、ワタ、ヘチマ、雲南百薬、アップルミント、大豆類、ミソナオシ、白ナンテン、ウイキョウ(フェンネル)、ゲンノショウコ、ツノゴマ、ハブソウ、モロヘイヤ、ローゼルソウ、ハトムギ、里芋、ヤマノイモ類、サツマイモ類、紅花、キバナオランダセンニチ、イチゴ類、サトウキビ、和ハッカ、スペアミント、ヒマワリ、ナギナタコウジュ、コキア、トウガ、キュウリ類、ウリ類」の36種です。
またさらに4圃場をお借りし、除草しながら、サツマイモ類、ミント類など25種を植えています。
春から秋の気温が高い間は、週一での草刈りが欠かせません。ウリ類は、実も実らず枯れてしまいました。お借りしてから一年がたち、今年は二年目、今後の「土の改良、堆肥作り」などの必要を感じながら土地の改良をどう行うか思案中です。
今月初めにミニ耕耘機がやってきました。試運転をしてみたら1時間弱で、ほとんどの畝を一通り耕すことができました。鍬では、1日ではとても無理。でもミニ耕耘機はチビですが馬力があり、楽ちんです。ハンドルやレバーが折りたため、外れるので、私のプリウスαにも載りそうです。ただ、チビでも総重量47 kg!! 一人で載せたら腰を痛める可能性が。 移動させる時は、誰かと二人で載せなければ。新たな悩みが・・・(笑)
現在、人にはほとんど会わずに農(脳)作業をしています。
今回の新型コロナ第6波は、感染力が強いオミクロン株により急激に感染が拡大しましたが、やっと感染が収束傾向となり、3月21日で「まん延防止等重点措置」が全ての都道府県で終了しました。
ただ、出かけた時には、多くの人に会います。感染再拡大を防ぐため、感染しないように予防しながら、これからも十分注意したいと思っています。新型コロナ(COVID-19)と上手く共生していきたいと思っています。
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